顔面骨の加齢性変化と顔の老化①
~顔面と頭を構成する骨~

顔貌(顔のかたち)を構成する要素は様々ありますが、基礎となる要素(骨格、表情筋、皮膚)と、各論の要素(眼、鼻、口の形態やポジショニングなど)に分けられます。そのうち、顔面の老化(顔の変化)の主原因は、骨格、表情筋、皮膚の基礎的な変化です。

本シリーズでは“顔面骨の加齢性変化と顔の老化”と題して、顔面の老化と骨の関係を全6話でお伝えしていこうと思います。主なテーマは以下です。

1)顔面と頭蓋を構成する骨
2)顎の発達と老化が最も顔貌に影響を及ぼす
3)眼窩の加齢性変化と性差
4)鼻の穴の加齢性変化に関して
5)前頭骨(おでこ)の加齢性変化と男女差
6)顔面全体の骨格の変化

1)顔面と頭を構成する骨

首から上の骨群には、脳を覆って守っている脳頭蓋骨と、顔面を構成する顔面頭蓋骨に大別できます。そのうち、顔面頭蓋骨は、下鼻甲介、涙骨、鼻骨、鋤骨、上顎骨、口蓋骨、頬骨、下顎骨、舌骨の9種15個があり、これらの骨のうち、対をなすもの(2個)は、鼻骨、涙骨、下鼻甲介、上顎骨、頬骨、口蓋骨の合計6種12個です。また、脳頭蓋骨は6種8個(前頭骨、側頭骨、後頭骨、蝶形骨、頭頂骨、篩骨)であるため、顔面&頭の骨格は、総計15種23個で形成されています。

そして、顔面の正面像に影響を及ぼすのは、主に、前頭骨、鼻骨、頬骨、上顎骨、下顎骨の5種7個です(図1参照)。

※文章中の図はイラスト顎顔面解剖学(著:松村譲兒、島田和幸)を参照しました。

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